臨終後、病院の場合、遺体は霊安室へと運ばれます。遺族は病室の私物整理や支払いなどの退院手続きと、搬送の準備や手続きを行います。臨終後は霊安室からできるだけ早く退院の手続きをし、搬送を行う必要があるので、あらかじめ手配や支払いの準備を整えておきましょう。
遺体は自宅へ搬送しますが、斎場へ直接搬送する場合もあります。自宅へ搬送する場合は、遺体を安置するために部屋を準備する必要があります。まず、仏間や座敷など遺体を置く場所と、その回りにある程度のスペースを確保できるよう部屋を整えてましょう。次に布団と白いシーツと枕を準備しておきましょう。布団は、遺体が温まらないように薄手のものを選んでください。枕は、頭に体液が上ってこないよう高さに気をつけましょう。 配置は頭が北になるようにしますが、困難な場合は西を頭にしましょう。また、浄土真宗以外の宗派では、魔除けのための守り刀の風習があり、遺体の上に刃先を足側に向けて置きます。
病院から自宅などへ遺体を搬送する場合、搬送料金が必要になります。金額は、依頼する葬儀社や利用する霊柩車、搬送する距離などによって変わります。搬送の依頼は、病院で提携している葬儀社で行うか、すでに葬儀社が決まっている場合はそちらへ連絡します。
全国霊柩自動車協会では、9,500円を基本料金とし、距離に応じて加算されます。遺族自身が自家用車で搬送することも可能ですが、その場合は車にストレッチャーが入る必要があります。死亡診断書の携行も忘れないようにしましょう。