死装束を着せ、枕経まで終わったら、遺体を棺に収めます。納棺は、故人の供養のために遺族らが手を貸しながら行います。棺に遺体を入れる際は、体を直接支えて入れる場合と、あらかじめ体の下に敷いた厚手の白い布を用いる場合があります。体を支えて入れる場合、頭部、肩胴、脚などを遺族らで支えて棺へ運びます。遺体は硬直しており、負担がかかると損傷をする恐れがあるので注意しましょう。布を用いる場合は左右の隅を遺族らで持ち、布ごと棺へ納めます。
遺体を棺に納めたら、手を合掌させ数珠をかけます。棺には死装束の小道具や、場合によっては枕だんごも納めます。故人の愛用品を棺に入れたい場合、事前に準備しておきましょう。この段階では、棺のふたは仮閉めで、釘付けはまだ行いません。
火葬の際に問題が生じる物は棺に入れてはいけません。プラスチック製品やガラス製品、金属製品や陶器製品など、火葬しても燃えにくいものは入れないようにしましょう。また、ライターやスプレー缶など、爆発の恐れのあるものも入れないでください。判断がつかないものは葬儀社に聞いてから入れるようにしましょう。